こんにちは🌿
福岡・天神のプライベートサロン
「ビューティーサロンボーベル」の千場由香里です☺️
前回は、気や熱が高ぶって眠れない「陽タイプ」についてのお話でした。
今回は、血や潤いが不足して眠れない「陰タイプ」についてお話していきます。
「今日は疲れたから、きっとよく眠れる」
そう思って布団に入ったのに…
・なかなか眠れない。
・夜中に何度も目が覚める。
・夢ばかり見て、眠った気がしない。
・朝起きても、疲れが抜けていない。
そんな経験はありませんか?
眠れないというと、
「ストレスが原因かな?」
「自律神経が乱れているのかな?」
と考える方も多いと思います。
もちろん、ストレスや生活リズムも睡眠には大きく関係します。
でも東洋医学では、「眠れない=熱がこもっている」だけではありません。
身体を休ませ、心を静め、深い眠りを支えるために必要なものが不足していることで、眠りに影響が出ることもあります。
それが、今回お話しする「陰タイプ」。
【陽タイプ】「高ぶり」
気が滞る
↓
熱が生まれる
↓
身体も頭もOFFになれない
【陰タイプ】「不足」
身体の中の必要なものが消耗する
↓
身体を休ませる力が弱くなる
↓
眠りを十分に支えられない
この陰タイプにはいくつかのパターンがあります。
① 心脾両虚
② 肝血虚→心血虚
③ 腎血虚→心
この3つのタイプについて、睡眠との関係を見ていきます。
「眠れない」という同じ症状でも、身体の中で起きていることは同じではありません。
自分の身体は、何が不足して眠りに影響しているのか?
そんな視点から、睡眠を見つめてみましょう。

① 心脾両虚タイプ
「血をつくる力」が弱くなっている
東洋医学では、「脾」は食べたものから身体に必要な「気」や「血」をつくる働きに関わると考えます。
疲労や食欲不振、食生活の乱れなどによって脾の働きが弱くなると、血をつくる力も弱くなります。
すると、下記のような流れに…。
血をつくる力が弱くなる
↓
血が足りなくなる
↓
心の働きに影響する
↓
睡眠や精神状態に影響する
身体は疲れていて「眠い」。
それなのに、心が十分に養われないことで、なかなか眠れない。
これが「心脾両虚」タイプの特徴です。
主なサイン
・眠いのに眠れない
・夢をよく見る
・もの忘れ
・動悸がする
・不正出血
・唇が荒れやすい
・食欲不振
・軟便、下痢傾向
「眠れない」という症状だけではなく、食欲やお腹の調子にも変化があるのがひとつのポイントです。
心脾両虚タイプさんへのアドバイス
まずは「脾」をいたわること。
食欲がないからといって食事を抜くのではなく、消化しやすい温かいものを少量から。
お粥やスープ、煮物など、胃腸に負担をかけにくい食事を意識してみましょう。
そして、血を養う食材を毎日の食事に少しずつ取り入れましょう。
赤身肉、レバー、卵、黒ごま、黒豆、にんじん、ほうれん草、なつめ、クコの実など。
「血を補う」だけでなく、「血をつくれる身体を整える」ことがポイントです。
② 肝血虚→心血虚タイプ
「貯蔵している血」が消耗している
東洋医学では、「肝は血を蔵す」と考えます。
肝には、身体に必要な血を貯蔵し、必要なときに供給する働きがあるとされています。
ところが、疲労や睡眠不足、月経などによって、肝に貯蔵している血が消耗すると、下記のような流れに…。
貯蔵している血が消耗する
↓
血が足りなくなる
↓
心が十分に養われなくなる
↓
睡眠や精神状態に影響する
主なサイン
・眠いのに眠れない
・夢をよく見る
・視力低下、目が疲れやすい
・爪が割れやすい
・月経量が減少する
・めまい
・動悸
・精神不安定
肝血虚→心血虚タイプさんへのアドバイス
まず、血をこれ以上消耗させないこと。
睡眠不足、過労、無理なダイエット、頑張りすぎなどを続けないことが大切です。
そして、血を補う食材を取り入れてみましょう。
赤身肉、レバー、卵、黒ごま、黒豆、ほうれん草、にんじん、なつめ、クコの実など。
また、肝は「目」とも関係すると考えられているため、スマホやパソコンなどで目を使いすぎないことも大切。
「頑張る」より「休ませる」
これを意識してみてください。
③ 腎血虚→心タイプ
「潤いをつくる力」が低下している
このタイプのキーワードは、「潤い」と「冷ます力」です。
東洋医学では、腎は生命活動の土台となる大切な臓腑。
加齢や慢性的な疲労、睡眠不足などによって腎の力が弱くなると、身体に必要な潤いをつくる力も低下していきます。
すると、下記のような流れに…。
潤いをつくる力が低下する
↓
身体を冷ます力が弱くなる
↓
熱がこもりやすくなる
↓
心の働きに影響する
↓
睡眠に影響する
主なサイン
・すぐに目が覚める
・寝汗をかく
・手足のほてり
・動悸
・足腰がだるい
・耳鳴り
・もの忘れ
・口が渇く
腎血虚→心タイプさんへのアドバイス
何よりも、「これ以上消耗させない」こと。
睡眠不足や過労、無理なダイエットなどが続いているなら、まずは休息を優先しましょう。
そして、身体を潤す食材を取り入れてみましょう。
黒ごま、黒豆、山芋、豆腐、豆乳、白きくらげ、梨、百合根、卵など。
ただし、ほてりがあるからといって、冷たいものをたくさん摂ればいいわけではありません。
大切なのは、「冷やす」のではなく「潤して、自然に熱を鎮める」こと。
そして、夜更かしを避け、しっかり睡眠時間を確保すること。
これも大切な養生です。
陰タイプさんに共通すること
3つのタイプに共通しているのは、
「身体をこれ以上消耗させないこと」です。
陽タイプは、「気を巡らせて、熱を鎮める。」
一方、陰タイプは、「不足しているものを補い、身体を休ませる。」
ここが大きな違いです。
だから陰タイプさんは、
「もっと運動しなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
「もっと健康的なことをしなきゃ」
と、さらに頑張るのではなく、
「今日はもう休もう」という選択も大切。
・食事を整える。
・睡眠時間を確保する。
・目を休ませる。
・胃腸をいたわる。
・頑張りすぎない。
そんな小さな積み重ねが、消耗した身体を少しずつ養っていきます。
同じ「眠れない」という症状でも、
血をつくる力が弱っているのか。
貯蔵していた血が消耗しているのか。
身体を潤し、冷ます力が弱っているのか。
原因は一人ひとり違います。
東洋医学では、睡眠だけを切り取って考えるのではなく、
「なぜ今、眠れなくなっているのか」を身体全体から見ていきます。
眠りは、身体を休ませるだけの時間ではありません。
日中に消耗したものを回復させ、心身を整えるための大切な時間🕊️
” 眠りを整えることは、自分の身体をいたわること。”
「最近、眠りが変わってきたな」と感じたら、まずは身体が出している小さなサインに目を向けてみてくださいね🤗

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